さすらいライター、みずぐちもとゆきが綴る日常と非日常

川辺をひとり、ゆく。

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なんのあてもなく、鴨川まで来てしまった。
ひとりで川辺に来るなんて何年ぶりだろう。
 
地元も川辺だったので、時々行くことはあったが、
楽しみに行ってたのは小さい頃だけ。
 
年頃になってから、わざわざこうして川辺まで
出向くときは、決まって行きたいからではない。
どうしようもなく、足が向いてしまう時だ。
 
頭のなかのひとりごとが鬱陶しくなるとき、
川の堤の水が下にざあーっと落ちる音がこいしくなる。
川辺にいるときだけ、自分の頭のなかの独り言から解放される。
ここにいるときだけは、なにも考えないで自然にいられる。
 
ときにはひとりで出向かねばならない。
でもほんとうは誰かと来たいのだ。