読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる
さすらいライター、みずぐちもとゆきが綴る日常と非日常

冬の休日はこたつから出にくい

f:id:mizumochy:20161214224234j:plain

 

いま思い返せば、幼い頃からそうだったけど、ぼくは他人が知らないことを知って、解説したり、伝えたりすることが多い。

 

小学生の時はだいたいことは教科書や黒板に書いてあったし、先生が話してくれているんだけれども、よく友だちに聞かれては解説していた。その延長で、学校新聞を作っていたときはなんだか楽しかった。

 

たまたま人があまり見聞きしないようなことを知ったことも多い。
高校時代までを東京で過ごして、本屋さん的な話で言えば、当時松岡正剛が編集していた「松丸本舗」に週に何度も通っては棚を見ていた。
読める本が決して多かったわけでもないし、そこで人生の一冊に出会ったわけでもない。でもただひたすらに見たことのない世界で、わくわくしていて、なんとなく行ける日は行っていたのを覚えている。

 

おじいちゃんと家族と一緒に通った東京駅のレストランも、そこで食べたビーフシチューももうない。でもモダンなつくりだったレストランも、その時食べたビーフシチューのおいしさも忘れられない。

 

それにしても、思い入れのある場所やものごと、あるいは人もかもしれないけど、訪れることができないばかりだ。

 

ある友人は「知る悲しみ」という言葉が好きなようで、よく口にしているが、ぼくは知っていてよかったと思っている。ただ一方で、知ってしまったからこそ、そこに対してなにもできないでいる自分への悔しさはいまも抱き続けている。

 

きょうあすのことで一杯になっている自分ですから、さきのことなんてまだなにも決められない。
けど一つだけ確かなことは、いまこの瞬間にできることをしたい。それは公私を問わず、ぼくが持てるものを最大限の仕事をしたいと思っている。