さすらいライター、みずぐちもとゆきが綴る日常と非日常

ものつくる人に会いに行く(2) 綯い交ぜ

 

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11月末に尊敬する後輩の個展があったので行ってきた。
いろいろと感じるところがあったので、まとめておきたい。

 

上野紗綾 綯い交ぜ

2015年11月27日(金)〜29日(日)

ない‐まぜ〔なひ‐〕【綯い交ぜ】
1 種々の色糸をより合わせて、紐(ひも)などをなうこと。
2 いろいろのものをまぜ合わせて一緒にすること。「虚実を―にして語る」

上野紗綾 

38mm


同志社女子大学情報メディア学科4年次生
卒業制作のインスタレーション作品を展示します。
秋の京都散策のついでに足を運んでいただけると嬉しいです。


作品のこと

一応まとめてるけど概要についてはあまり触れないでおく。
「救済」はYoutubeで概要をまとめているものがあるので、そちらを参照のこと。
「スローグッドバイ」の方もまとめてくれるかと。


本気で迫ってくるものには本気で何かを返したくなる

彼女が中学生の頃に経験した出来事とそれに向き合う日々を作品にしている。内容としては、打ち明けにくい、隠しておきたい。表現するためにはとても勇気のいる内容だったと想像する。でも彼女はそれをひたむきに、向き合い続けてきたのだろう。忘れずに、逃げずに。いや、忘れたり逃げたりしながら、どこかどこかで付き合ってきたのかもしれない。だからこそ、いまになってちゃんと向き合って、作品という形で昇華できたのかもしれない。

真剣に向き合う彼女の姿が作品を通して垣間見えるからこそ、こちらもなにかを返したくなる。感想を書くのは苦手だが、なんとか書き留めておきたいと思ったのはそのためだった。


真剣さは人に行動をもたらす

彼女の作品と対面する時はとても緊張する。君はちゃんと表現しているのか、表現することから逃げてないか、と。彼女の作品を見るたびにそう問われている気がする。
一方で勇気づけられるところもある。面白くて、楽しい話題でないと人は受け取ってくれないように捉えがちだが、彼女の作品を見ていると、それが誤解だということに気づく。ネガティブなことでもいい。結局はその真剣度とか、表現の工夫次第だと。

 

彼女の作品を見ていると、自分も何か作らねばと思い立つ。2016年は自分の作品を彼女に見てもらえるようにしたい。

(つづく)